施設通信
居宅介護支援事業所
ご家族にも寄り添う。
2025-02-11
今回の事例検討は、将来に不安を抱える介護者に焦点を当てました。
昔は立派で頼りがいのあった夫が認知症になったら、どう感じるでしょう。
認知症状が進行するにつれ、以前とのギャップに戸惑います。
これまでは二人で支え合って来た様々な物事を、全て一人で決めたり、
行わなくてはなりません。
さほど年齢の変わらない妻も、同じように老いて行きます。
将来に不安を感じても、不思議ではありません。
介護者教室へ参加し、同じような立場の方々と気持ちを共有してはどうか。
将来の選択肢を具体的に提示してはどうだろう。
夫が穏やかに生活できているのは妻のお陰なので、労うと良いのでは。
介護や医療等の専門職による声掛けや誘導で、まだ夫ができる部分を
引き出している様子を見ていただいてはどうだろうか。
心身共に、ご本人は安定していても介護者が不安定になっているケースが
あります。介護者の心身の健康は、ご本人の在宅生活継続の要です。
介護者であるご家族にも配慮する大切さを学びました。