施設通信
居宅介護支援事業所
インシデントプロセス
2024-06-05
今回の研修は、事例検討会です。
安立園居宅ではインシデントプロセス法を用いており、
この方法では手順と所要時間がきっちり決まっています。
事例提供者は簡潔に事実のみ伝え、質問も一問一答、
憶測は挟まないようにします。
そこから各自が事例をイメージし、事例提供者が設定した目標
に対する解決策を考えて行きます。
難しいのは、支援の課題と要因を分析する事です。
ケアマネゆえかもしれませんが、皆すぐに支援の方法を考えて
しまいます。ケアプラン作りでもよく言われる事ですが、
2表の右(具体的なサービス)を先に思いついてしまうのです。
ケアマネの研修でも2表の左から右へ(課題と目標から具体的な
支援・サービスへ)分析するよう言われているのですが…。
また支援の方法も、すぐに実行できるものでなければなりません。
それぞれに、この方にはこういう生活が適しているだろうな、
というイメージはあっても、その第一歩として、ケアマネとして
何ができるか、何をすべきか。
司会者は都度、出された意見を整理し、方向性が逸れると修正します。
集団討議では率直に意見交換を行い、笑顔も見られます。
目標とする生活に対し、支援の方法が具体的に見えたところで、
今回も無事終了です。