施設通信
居宅介護支援事業所
意思の相違に寄り添う。
2025-10-14
今月の事例検討会は、高齢のご夫婦の話です。
お子さん達は老々介護を心配して、施設入所を勧めます。
でもご夫婦は、ご自宅に居たいのです。
担当ケアマネジャーによると、とても仲の良いご夫婦だそうです。
奥様は認知症があり、身体的にも転倒リスクが高い方です。
介護者であるご主人は、まだお仕事をされており、サービスが入っていない
時間帯の介護と家事を一人でこなします。
持病があり、倒れた事もあるので、主治医もご主人の負担を心配しています。
でもご主人は今の生活を全く苦にしていません。
そしてお子さん達の心配や提案を、頑として受け容れません。
傍から見ると大変そうでも、ご主人は自ら望んで担っているのです。
お子さん達の心配もよくわかります。
仲の良いお二人が、できるだけ長くご自宅で過ごせるように、
またお子さん達も安心できるような提案や声掛けができないかを
検討する会になりました。