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立川防災館での防災体験研修

2023-09-09

こんにちは、法人本部です。

9月1日は「防災の日」。今年は、大正12年9月1日に発生した関東大震災から100年目を迎えました。「防災の日」を含めた9月は防災月間でもありますので、法人研修として立川防災館へ防災体験に行ってまいりました。
各事業所から防災委員や新人職員の計6名が参加。内容は、①VR防災体験 ②救出救助体験 ③応急救助体験 ④煙体験の4つのコーナーを体験いたしました。

 

①VR防災体験
今回は「火災」と「地震」のVRによる疑似体験。専用の椅子に着席、ゴーグルを着用すると、そこはもう自宅の中の映像が360度広がっています!火災体験は実際に匂いや煙が出てきて椅子もかなり揺れます。次の地震体験では更に椅子が大きく揺れながら倒れてきた家具に挟まれて映像が真っ暗になることも・・・大きな揺れと映像に少し酔い気味でしたが、本番さながらの体験ができました!
VR体験後に、消火器の噴霧時間や取扱注意点、油に水を掛けない!地震予防での家具転対策の必要性なども学ぶことができました。

 

②救出救助体験
街中で倒壊した震災現場を再現した空間で、要救助者の捜索から救出までの行動を体験することができました。ここでは三人がペアとなり、それぞれの役割分担を確認。捜索の時は腹からの大きな声で「誰かいるかー」と叫びながら生存者を確認することが大事です。救出時には自身の安全確保を怠らずに慎重かつ迅速な対応が求められます。

 
また、室内での空間では、車のジャッキを使ってタンスなどの重たいものを動かす方法や、身の回りの物を使ってタンカを作成する方法なども教わりました。救出救助では、救急隊やレスキューなどの公助の到着を待つ前に、自助・共助で出来ることの大切さ、救える命の多さ、方法を疑似体験を通じて学ぶことができました。             
 

 

③応急救助体験
訓練用の人形を使用し、胸骨圧迫心マッサージの方法、AED取扱要領などを再確認いたしました。
胸骨圧迫心マッサージでは、30秒で手が真っ赤に!一人では限界が来るので、やはり周りにいる人に声かけ、救急隊の到着まで交代でマッサージを続けることが大切ですね。
 

 

④煙体験
建物の中で火災にあった際、いかに煙に巻かれず、いかに煙を吸わずに避難できるかを学びました。煙の恐ろしさや特性も学ぶことができ、体験では、うす暗い建物内で煙が充満している中を進んでいきました。煙は上に上がっていくので、姿勢を低く保ちながら進んでいくことが大切です。声を掛け合いながら無事にゴールすることができました。振り返りの際に、「煙の臭いはしましたか?」と質問され、「臭いしました」と返答したところ、「煙を吸ってしまいましたね」と・・・教訓が活かされなかったかな?😢
 

※おまけ
立川防災館には体験コース以外にも自由体験コーナーがありました。自分の顔写真のバーチャル人間が画面に登場してクイズに参加したり、消防隊員になり活動したり。ミニ消防車にも乗り、集合写真でも真ん中から顔を出して気分は消防士ですね🚒

体験を通じて法人や職場、家庭での備えの大切さを再確認いたしました。
夏から秋にかけては、台風や前線の影響で、大雨、洪水、暴風などによる被害が発生しやすい季節となります。体験で得た知識とスキルを忘れずに、防災意識と防災行動をこれからも高めてまいりましょう。